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新硝種「精密モールド成形用光学ガラス K-VC99」を開発工業化!

新製品
2008.08.29

今回開発工業化された精密モールド成形用光学ガラス(K-VC99)は、屈折率(nd)が1.85060、アッベ数(νd)が41.6の光学恒数をもっています。

このアッベ数(νd)の値は、国内外で工業化されている屈折率(nd)が1.85を超える光学ガラスの中では、精密モールド成形用や通常の研磨加工用に関わらず、平成20年8月現在において最も大きいものであり、このため最も低分散性の光学ガラスになっています。

K-VC99のモールド成形温度は、670°C前後と精密モールド成形用光学ガラスとしては高温度ですが、成形性は非常に良好です。
またK-VC99は、精密モールド成形時に使用されるプリホーム材である精密ゴブも大きさや形状によっては製造が可能です。なお環境に負荷をかける鉛やヒ素などは含まれていません。

K-VC99は上述のように非常に良好な光学恒数をもっているため、K-VC99で作製された非球面レンズなどは、光学機器の高性能化やコンパクト化などに非常に効果を発揮しますので、是非ご利用下さい。

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