マスコットのナゼ太郎がSUMITAの裏の裏まで徹底取材
現在はプラチナで作られた坩堝(るつぼ)で、電気炉によって熔解されているガラス。 昭和28年、ガラス熔解を開始した当時は 粘土で作られた巨大な素焼きの坩堝に ガラス材料を入れ、重油炉で熔解していました。 粘土坩堝も社内の一角で作られていましたが ほとんど手作業で、1つ仕上げるまで約6ヶ月かかりました。 写真は、徐冷炉に移される灼熱の坩堝。
写真は熔解炉から取り出される坩堝。 中のガラスは1200度以上。ドロドロした飴のようです。 1回の熔解で1〜2t(つくるガラスの比重によって重さが違います)のガラスを熔解しますが、 それには一昼夜を要し、数人の作業員が徹夜で作業するという、男の職場でした。 またこの坩堝は使い捨てで、1回の熔解で1つ使用されます。 この粘土坩堝ですが、使われずに残った貴重な1つが、 現在本社エントランスの鉢カバーとして使われています。 ご来社の際はぜひご覧ください。
検品作業である選塊は、今も昔も熟練した検査員によって行われます。 これはまだまだ機械にとって代わることはできません。
※ 写真はいずれも昭和30年代のものです。